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エステサロンや美容クリニックなどで使用する「痩身機器」「ボディトリートメント機器」にはさまざまな機種があり、それぞれ持っている機能は違います。ここでは、代表的な痩身機器の機能について紹介します。
キャビテーションのもともとの意味は「空洞現象」。液体に圧力をかけたときに気泡が発生する現象のことを言います。
痩身エステのキャビテーションは、専用のマシンで表皮から脂肪に超音波を当てることで水分から気泡を発生させ、その気泡が弾けるエネルギーを利用して脂肪細胞にダメージを与えます。小さくなった脂肪は老廃物としてリンパや血液を通じて体外に排出されていきます。こうして脂肪細胞を減らすことでボディメイクを実現します。
血液やリンパの流れをスムーズにすることが、代謝やむくみケア、固くなってしまったセルライトにも◎。キャビテーションは音波なので施術を受ける際の痛みはありません。施術を受けている時には金属音のようなものが頭に響きます。これは超音波が骨に当たり振動を起こしている状態(骨伝導)です。
サーマルフラクショナルとは、RF(ラジオ波)から得られる熱のエネルギーを使い、皮膚のコラーゲン生成を促して引き締める施術です。通常のラジオ波に比べて、サーマルフラクショナルではRFを針のような点状に照射することで、肌表面のダメージをできるかぎり抑えつつ、熱エネルギーを深部(角質)まで届けることができます。
熱エネルギーが皮膚のコラーゲン生成を促し、肌を引き締めフェイスラインをすっきりさせる、また、たるみ・小じわやほうれい線・二重あごにアプローチします。
また、肌の代謝が促進されるのでターンオーバーの周期が整えられ、お肌の調子がよくなる期待もできます。施術直後のお化粧も可能です。
ラジオ波とは、radio frequency(ラジオフリークエンシー)の略でRFと表記される、肌にやさしい周波数30~300MHz(波長100km~1m)の電磁波のことを指します。
エステサロンでおこなうのは高周波を当てることで体内の深部温度を41度~43度に上昇させる治療法です。
体内深部を温めることで固まった脂肪にアプローチしたり、リンパや血液の流れ、代謝を上げたりする効果が期待できます。肌の弾力が増したり、たるみやしわへの効果も期待できます。キャビテーションのように脂肪細胞自体を減らす作用はありません。
HIFU(ハイフ)とは高密度焦点照射式超音波治療(High Intensity Focused Ultrasound)の頭文字をとった略語です。 周囲にダメージを与えない超音波で、肌の土台となる筋膜であるSMAS層にアプローチ。皮下組織をピンポイントで熱凝固させて、土台部分から肌を引き締め、しわやたるみ、ほうれい線に対してリフトアップさせます。
施術自体の所要時間は40分程度~と短く、他の施術と組み合わせたメニューを展開したり、忙しい方にもすすめやすい施術です。
ダウンタイム(肌の状態が元の状態へと戻るまでの時間)も少なく、施術終了直後からのメイクアップも可能です。
ハイフには旧世代と新世代があります。旧世代のハイフは線照射で照射に当てむらが起こり、効果も弱く多少のリフトアップ効果しかありませんでした。新世代ハイフは面照射でむらが起こりづらく、より強力にお肌にアプローチができるようになりました。
痩身エステのEMSとは「Electrical Muscle Stimulation」の略。電気の刺激によって筋肉を鍛えるものです。 身体に筋肉をつけるには運動が必要ですが、EMS施術では体に取り付けたパッドから流れる電流で筋肉を刺激・収縮させることで、寝ながらでも筋肉を鍛えることができます。
EMSは医療現場でリハビリや痛みの軽減を目的として使われはじめ、現在では美容というステージでも活用されるようになりました。 筋トレのように継続して施術を受けることで筋肉量が増えて、代謝アップに期待ができます。 美顔器としてフェイスに使用すれば、おとろえた表情筋にはたらきかけ、豊かな表情をつくることを叶えます。
脂肪冷却施術は、脂肪を凍らせて除去する痩身治療です。人間の体の細胞や組織は水で満たされています。しかし皮下組織の細胞には脂肪が多く含まれます。この脂肪が水よりも高い温度(4℃)で凝固する減少を利用して、体内の水や血液にはダメージを与えずに脂肪分だけを凝固させる温度で皮膚を冷却し、脂肪細胞を破壊、老廃物として対外に排出させ、ボディメイクを実現する施術法です。
脂肪冷却では、冷却した部分の脂肪細胞自体を減らすので、痩せたい部分に直接アプローチが可能なうえ、その部分には肉がつきにくくなり、リバウンドが起こりにくいメリットがあります。 ただし、凍結した脂肪が老廃物として排出されるには1ヶ月程度かかります(個人差あり)。脂肪減少を実感できるまで時間がかかることを施術を受ける方に理解してもらうことが大切です。
電気穿孔法とも呼ばれているエレクトロポレーションは、針を使わずに美容成分を肌の奥深くまで浸透させるための施術に用いられます。肌の弾力・ハリのアップ、シミ・クスミの改善、アンチエイジングなどの効果が期待されます。
エステ機器におけるLEDはシワ・たるみなどの改善効果が期待されている機能です。用いられるLEDの色によって細胞の活性化やにきび治療など得られる効果が変わるものであり、顧客ニーズに合わせた使われ方がされます。
電磁パルスマシンはEMSと同様に電気的な刺激で筋肉を動かすものですが、電磁波によりEMSよりも深い筋肉に作用します。
エステの「吸引」は実際に脂肪吸引を行うものではなく皮膚の上から部位に刺激を与えることで実施する施術のことをいいます。皮膚を吸い込み真空状態にすることで皮下脂肪やセルライトへのアプローチを行います。
HIFEMは高密度焦点式電磁を意味する英語の略であり、アメリカでも人気の治療に用いられています。筋肉を強制的に鍛えさせ、さらに皮下脂肪を燃焼させるなどといった効果があるといわれています。
スリムレーザーは脂肪を溶かす効果があるといわれており、アメリカのFDA理論で認証もされています。600nmの波長を用いることで凹凸肌をなめらかにするなど、皮膚表面の皮下脂肪やセルライトに効果的です。
業務用痩身機を選ぶのでしたら、省スペースで効率よく利益を生み出す、多機能搭載タイプがおすすめです。1台で何役もこなしてくれますので、初期投資費用を抑え、顧客のニーズに応えることも可能です。機器を導入するにあたり、機器の扱い方や宣伝広告に関するサポートなどの体制やセルフエステにも対応できるかについても調査しました。(機器名をクリックすると公式サイト、販売元サイトが開きます。)
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機器名 | 搭載機能 | 価格/1台(税込) | 導入サポート | セルフエステ対応 |
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シークレットメス | ラジオ波EMSLEDキャビテーション吸引サーマフラクショナルエレクトロポレーション |
220万 |
〇 | 〇 |
フォースカッター | Wラジオ波EMSLEDキャビテーション吸引サーマフラクショナルポレーション |
253万 |
- | 〇 |
スリーマックス ビューティ |
ラジオ波EMSLEDキャビテーション吸引サーマフラクショナルポレーション |
273万 |
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キャビリポプロ | ラジオ波EMSLEDキャビテーション吸引サーマフラクショナルポレーション |
要問合せ |
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AIR ZERUQ | ラジオ波EMSLEDキャビテーション吸引サーマフラクショナルポレーション |
要問合せ |
〇 | - |
ヴィーナスライン | ラジオ波EMSLEDキャビテーション吸引サーマフラクショナルポレーション |
264万 |
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※「-」HPに記載なし
※選定基準:業務用痩身機31商品のうち、2020年12月時点で下記に該当する商品で比較(体験デモ・無料トライアルなどがある/ボディ・フェイシャルも施術可能/1台で3つ以上の機能を搭載している痩身マシン)