電磁パルス（高密度焦点式電磁）マシン

近年注目されている電磁パルスマシンは、EMSと同様に電気的な刺激で筋肉を動かすものです。しかし、電磁パルスは電磁波を使用することで、より深部の筋肉を動かせるとされています。今回は、EMSと電磁パルスマシンの違いや仕組みなどをご紹介していきます。

電磁パルスの仕組み

電磁パルス（高密度焦点式電磁）とは、医療検査器のMRIにも利用される0.5～1.8Tテスラの電磁場を利用する技術のことです。電磁パルスを照射することにより、筋肉に刺激を与えて、強制的に収縮させ、筋肉量の増加や脂肪細胞の減少を同時に促します。この方式の大きなメリットとして、より深層の筋肉に対して働きかけることが可能だということです。また、皮膚や内蔵などへのダメージも無いとされています。

EMSと電磁パルスの違い

EMSと電磁パルスの違いは、まず、通電する仕組みの違いにあります。EMSでは、皮膚から直接電流を流すこtにより筋肉を動かします。一方電磁パルスでは、磁気を発生させることで筋肉にアプローチし、神経を経由することで筋肉を動かしています。また、刺激が届く深さもEMSと電磁パルスでは違ってきます。EMSは皮膚を経由しているため、到達距離は2～3センチと言われ、筋肉の表層を動かします。一方で電磁パルスでは、電磁波がアプローチをするために7～10センチ程度と深部の筋肉に作用できるというメリットがあります。

電磁パルスの効果

基礎代謝の向上

電磁パルスマシンの効果として、まず挙げられるのが基礎代謝の向上です。これは、電子パルスにより筋肉が動き、トレーニングをした場合と同様に筋肉が肥大するためです。筋肉を動かすためには大きなエネルギーが必要ですから、筋肉が増加すれば必然的に基礎代謝が向上するのです。

姿勢の改善

電磁パルスマシンでは、猫背などの姿勢の改善も期待できます。電子パルスによって深層の筋肉（インナーマッスル）までも鍛えることができるために、体幹のバランスが良くなることが期待されて、しっかりと身体を支えることができるようになるためです。

見た目の引き締め

筋肉を鍛えることができれば、深層の筋肉ももちろんですが、見た目に直結する筋肉も鍛えることができます。気になる部分をシェイプアップして、なおかつ、筋肉によって美しいシルエットを作り出すことも可能となるのです。

身体が柔軟になる

筋肉が鍛えられることによって、正しく関節を動かすようにすれば、柔軟な身体にもつながります。単に鍛えるだけではなく、同時に多くの刺激を取り入れるようにすれば、筋肉と柔軟性が実現することになるのです。

睡眠の質の向上

電磁パルスマシンで筋肉を鍛え、また、それに加えて軽いエクセサイズなどを付加して行えば、適度な疲労がかかるため、睡眠の質が向上する可能性があります。普段あまり眠れないという人でも、適度な運動は入眠を助けることになるでしょう。

電磁パルスをエステに導入するメリット

エステで痩身器具を導入する場合、今後はEMSではなく、電磁パルス方式がおすすめです。大きな理由としては、顧客はEMSよりも電磁パルスのほうが効果を実際に体感しやすいため、成約に繋がりやすいからです。効果が認められれば、高い確率で顧客はリピートしてくれます。また、従来の痩身機器のように特別な手技や技術が不要だという点も大きなメリットです。電磁パルス機器では機械が自動で施術をおこなうため、施術者による品質のばらつきもなく、クレームの防止にもなるでしょう。

電磁パルスの選び方

ご紹介してきたように電磁パルス（高密度焦点式電磁）マシンは、多くのメリットがあり、これからのエステ業界では主流になるとも言われています。現在ではさまざまな機種が発売されており、用途やサロンの規模などによって選ぶ必要があります。他のサロンに先駆けて導入することで、顧客の囲い込みを図るチャンスでもあるので、早めに機器の比較をして導入機種を検討してみましょう。